2013年10月17日
十月花形歌舞伎
大阪松竹座で公演中の片岡愛之助主演の花形歌舞伎を見に行ってきました。
近頃TVでも大人気の愛之助さんですが、やっぱり上方歌舞伎俳優として舞台で見たいです。
お昼の演目は「大坂純情伝」と「三人連獅子」です。
「大坂純情伝」は平成9年作の歌舞伎です。片岡秀太郎が若手の研修のために作った舞台で
近松の「女殺油地獄」と「ウエストサイドストーリー」を合わせたようなお話です。
天神組と雁金組の少年たちの喧嘩を群舞で表現したり、天神組の与兵衛(愛之助)と
雁金組リーダーの妹小菊(新悟)との恋などはウエストサイドストーリー、
劇中劇案内役果心(翫雀)の「見ていかんかね。今世の恐ろしいことを」はシェークスピアのよう。
近松の「油地獄」もたっぷり見られるお得な舞台でした。
花形だけに若いこれからの俳優さんで華やかです。
三人連獅子の母獅子の壱太郎さんは(H2年生まれ)子を思う母の情感をたっぷり見せてくれ、
子獅子の吉太朗さん(まだ中1です)のしっかりとした舞に驚くやら感心するやら。
父獅子の愛之助さんに負けてません。
上方歌舞伎は益々楽しみです。
番附 スーツ姿カッコイイ!
舞台では、半沢直樹の「倍返し」のアドリブもあって笑わせました。
Posted by ケロちゃん at 00:50│Comments(0)
│おでかけ